ミックスパエリア
肉と魚介を入れたスペイン風炊き込みご飯

パエリャの本場は、スペインの米どころバレンシア。鶏肉、兎肉、カタツムリ、モロッコインゲンを入れたものが元祖バレンシア風になります。鍋に平たく炊き込むのが本来のパエリャですが、魚介類も入れて立体的に仕上げてみました。魚介類と鶏肉で作る一般的なミックスパエリャです。
材料
【2〜3人分】28cmパエリャ鍋使用
- 殻付きエビ……6尾
- あさり……12~18個
- 鶏手羽元……6本
- 米……1合
- 水……2カップ
- 玉ねぎ……1/2個
- ベーコン……2枚
- ピーマン……2個
- レモン……1/2個
- サフラン……0.2g
- にんにく……3片
- オリーブオイル……大さじ3
- 塩……小さじ1/2
- こしょう……少々
作り方

- 手羽元は余分な脂肪・皮をとり、エビは殻をつけたままで背わたをとり、あさりは砂ぬきしておく。
- サフランはすりつぶしてお湯(50ml)を加え、色出しをしておく。
- にんにくはみじん切り、玉ねぎ、ベーコンは5mm角に切る。
- フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、鶏元手羽、エビを炒め、しっかり塩・コショウする。
- パエリャ鍋に、オリーブオイル大さじ2を入れ(3)をじっくり炒める。
- 水を加えて、塩・コショウで味付けをする。(このとき味をみて、スープとして飲める濃さにしておく)サフラン水を入れて、米を振り入れる。
- 少し煮てから、あさり、鶏元手羽、エビを並べ、ピーマンを散らして、蓋をして(またはアルミホイルで覆って)弱火で炊く。
- 底がグツグツという音からチリチリという音に変わったら、火を止めて5分ほど蒸らす。
- レモンを添えて、食卓へ。
ポイント&ヒント
炊きあがる前に水分が無くなりそうなら、途中で少し水を足します。
米はふつうの日本米で、洗わないのがコツ。洗ってしまうと、お米が水分を吸ってしまい、スープの旨みが浸透しないからです。精米後のぬかが多くついている場合や抵抗がある場合は、さっと洗ってザルにあげ、水を切ってから使います。あるいは洗わないで使える無洗米が便利です。
玉ねぎは別途炒めておいたもの(ソフリート)を使ってもいいですね。
魚介類や鶏肉からだしが出るので水だけで炊いていますが、さらに白ワインやスープストックを加えるとより味わい深くなります。お好みでレモンをかけてどうぞ。
スペインのお米料理
スペインのお米料理の歴史は古く、かつてはプチェロ(puchero)という深めの土鍋で作られており、のちにカスエラ(cazuela)という平べったい土鍋になり、近年になってから鉄製のパエジェラ(paellera)が登場し、パエリアが作られるようになりました。
パエリアの中に入れる具は、海辺に近ければ魚介類、山岳部では肉類をメインにして作られていました。具に制限はないので、好きなものを入れて作りましょう。「創作パエリャ コレクション」ではいろんなパエリアを紹介しています。
また、スペインのバレンシア米を使ったパエリア・レシピはこちらで…。
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