「ピタント」で真空パック&真空調理

真空パック器があったら真空調理ができるのにな〜、食材も小分けにして保存しておけるのにな〜、と思っていたら、ショップジャパンのフードシーラー「ピタント」をモニター使用させていただけることになりました。やった〜!
さっそく真空パックと真空調理にチャレンジしてみましたので、ご紹介しますね。
【追記】フードシーラーピタントは販売終了したようです。以下、ご参考までにどうぞ。
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ピタントが届いた!

ピタントの入っている箱はさわやかな水色。しっかりした梱包で届きました。パッキングも万全です。

パック機本体はもちろん、付属品のロールカッターや脱気ホースまでひとつひとつ丁寧にくるまれています。

入っていたのは、
- ピタント本体……電動で脱気とシールができる。
- パックロール……食品などを入れるためのパック。ロール状になっている。
- ロールカッター……パックロールを切るための容器。
- 脱気ホース……瓶やコンテナ容器などを脱気するときに使うホース。
- ボトルストッパー……瓶の脱気をするときに使う栓。
- かんたんスタートガイド……リーフレット
- 保証書付き取扱説明書……冊子
です。

かんたんスタートガイドは、ピタント本体の形と似ていますね。これが見やすい、わかりやすい。

取扱説明書も図や写真がふんだんに入っていて、簡潔にまとめられています。
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ピタントの使い方
さっそく使ってみましょう。
ピタントは、自動ボタンひとつで脱気からシールまでする方法と、脱気量を調節しながら手動でシールする方法があります。
黒豆で自動と手動のパック詰めをやってみました。
パックロールで袋を作る

まず、食材を入れる袋を作ります。ロールカッターに、パックロールをセットし、必要な長さ分だけカッターをスライドさせて切ります。

ピタントを電源につなぎ、両側のロック解除ボタンを押してふたをあけます。

カットしたパックロールをつるつるした面を上にして、溶接用ヒーターの上にのせます。

パックロールの端からヒーターまでは1cmくらい。両手で蓋を閉めてロックします。正しくロックされるとカチッと音がして、操作パネルのすべてのランプが約2秒間点灯して消えます。

シールボタンを押すと、約10秒点灯して消えます。特に音はしません。

ロック解除ボタンを押して蓋をあけます。はいこのとおり、袋ができました。
自動でパックする

袋の中に黒豆を入れます。

ピタント本体のロック解除ボタンを押して蓋をあけ、パックロールの袋の口を脱気溝の奥まで差込みます。

ふたを締めてロックしたら、操作パネルのすべてのランプが約2秒点灯して消えるので、その後、自動のボタンを押します。
すると、ガ〜という音とともに、袋がしゅるしゅると脱気されシールまでやって止まります。

ぎゅっと寄り集まった黒豆の真空パックができました。強力に脱気されて表面はカチコチです。
手動で加減を見ながらパックする

今度は手動で、パック詰めをやってみます。「脱気」ボタンを押している間だけ脱気できるので、袋の中の具合を見ながらガ〜、ガ〜と調節できます。

思い通りの脱気具合になったら、シールボタンを押して密封します。

豆が少し動くくらいのソフトな脱気具合です。

ほとんど脱気をせずに、シールするとこんな具合。袋の中で豆が踊ります。

パックするものによって、思い通りに脱気とシールができるのがいいですよね。自動ならぴっちり。手動なら適度にぎゅっ、あるいはふわっと。
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ピタントで真空調理
食材と調味料を真空パックにして加熱する真空調理(低温調理)。レストランなどではおなじみですが、ピタントがあれば家庭でも簡単にできそうです。

と思ったら、ちゃんと「ピタントで作る真空レシピ」という専用のレシピ本がありました。

ピタントを使った料理レシピだけでなく、真空保存のコツや使い方、アイデアまで載っています。
このレシピ本を参考に、料理3品を一度に作ってみました。
ホットサラダと鶏の柔らか煮とラタトゥイユを作る

まず、ブロッコリーとにんじんのホットサラダ。一口大に切って洗って軽く塩をしてパックしました。自動でやったので、ピッチピチになりました。この場合は手動のほうがよかったかも…。

次に鶏むね肉のやわらか煮です。むね肉の皮と脂の部分を取り除き、全体に塩・こしょうしてパックに詰めて脱気+シール。いい具合にできました。

ラタトゥイユ。夏野菜のトマト煮といったところ。材料を同じ大きさに切って、トマトの水煮、ベーコン、コンソメ、オリーブオイルなど調味料すべて入れて脱気、シール。調味料がよく混ざるように袋をもんでおきます。

そうそう、ラタトゥイユには汁気があったので、脱気溝に少し出てしまいました。でも、大丈夫。この脱気溝は取り外して洗えるんです。

というわけで、ラタトゥイユと鶏むね肉の柔らか煮とホットサラダの準備完了です。
湯煎で一度に作る

大鍋に湯をわかし、3品全部入れて加熱します。時間差で取り出せば大丈夫かな?と思って。
パックしておけば違う料理でも一度にできるからいいですよね。たとえば、キャンプに行ったときなど便利。下ごしらえしたパックを湧かした湯に入れるだけですからね。

沸騰後弱火にして10分。まずは、ブロッコリーとにんじんのホットサラダを取り出します。あちゃ〜、ちょっと加熱しすぎたかな?

しかし、型崩れはなく柔らかい。ドレッシングをかけなくても、塩味がしみてこれだけでも美味しい。ブロッコリーの味が生きてます。

30分後、鶏むね肉の柔らか煮。ほんとは、70℃くらいのお湯で40分加熱してしっとり仕上げたかったのですが、3品同時だったので、高温になりすぎたかもしれません。スープが澄んでいるので加熱は大丈夫ですが、しっとり具合は…。

パサパサはしてないけど、以前「ショップジャパンのキッチン用品イベント」で試食したチキンサラダや、親戚宅でごちそうになった真空調理の肉に比べると、悔しいかな、負けてるかも。低温調理にしなかったからねえ。
でも、柔らかくて味が染みこんで、3品同時なら上出来でしょう。かつてストローで脱気して作った「鶏むね肉のやわらか蒸し」に比べたら超簡単でしたからね。

同じく30分後、ラタトゥイユ。おお、ほとんどトマトスープになっています。

これは、ちょっと早かったかもしれません。食材ひとつひとつの味が際立つさわやかなラタトゥイユになりました。

そのままでもいいのですが、どちらかというとクタクタになったほうが好きなので、鶏の柔らか煮を少し加えて煮込み、パスタに添えました。
真空レシピは奥が深そう。要研究ですね。ピタントでの真空調理をマスターすると、かなり料理の幅が広がりそうです。
いろいろ使えるピタント
ピタントは真空パック機なので、他にもいろいろ使えるんですよね。

たとえば、食べかけのスナック菓子もシールすれば、ぴっちり密封できます。(袋の素材によって出来ないものもあります)

リモコンなどの機器類の防水や埃対策にもピタント。手動で脱気、シールした後、余分なパック部分をハサミで切ればOKです。
他にも
- 防水機能のない防災グッズや貴重品をパックする。
- 手作りお菓子をパッキングする。
- お土産の食品を小分けにする。
- 旅行時の荷物をパックしてコンパクトにする。
など、アイデア次第でいろいろな使い方ができますね。特に、食品のお裾分けに、パックして渡せるのがいいな〜と思いましたね。

あと、こちらのボトルストッパーと脱気ホースは、ワインなどのボトルの脱気ができますし、ピタント専用のコンテナ(容器)の脱気にも使えます。作り置きおかずも真空で保存ができるから安心ですね。
他にもピタント初心者には、考え付かない使い方があるかもしれません。活用法無限大です。
男性に人気、冬場に活躍?

ピタントはロックを解除した状態で保管できます。電源コードは裏側に巻き付けられるのですっきり。縦置きも可能です。
このピタント、販売のショップジャパン担当者のお話によると、他のキッチン用品に比べて男性の割合が多く、シニア世代に人気なのだとか。
釣りが趣味なら、釣った魚を真空パックしたいでしょうし、男の料理として真空調理にチャレンジしたくなるのかもしれませんね。
ピタントは秋から冬にかけて注目度が高まり、年末年始から1月末にかけてピークを迎えるらしいです。
冬場のまとめ買いや鍋料理の余剰食材の保存に活用されているのではないかと、分析されていましたよ。
なるほど。頂き物の新巻鮭もおせちのお煮染めもパーティー用の肉や魚も、ピタントがあれば、旨いモノまとめてどんと来い!ですね。
(商品提供:ショップジャパン)
【関連レポート】
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ピタントとは

ピタントは、真空パックにしてくれるシールマシン。パワーバキュームテクノロジーで脱気して、空気を残しません。ボタンひとつで脱気からシールまで完了。自動脱気のほか、手動で脱気量が決められます。
真空パックにした食材は、鮮度長持ち。ビタミンCの残存量1.5倍、栄養素もキープします。調味料のしみこみが早いので、ノンオイル・減塩の真空調理も可能。食品だけでなく、防災品などのパックにも利用できます。
コンパクトで縦置きができ、飽きのこないシンプルなデザインです。
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