セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

鶏肉のアーモンドソース煮

白ワインで煮込んだ柔らか鶏肉のアーモンド風味

スペインでは、料理にアーモンドや松の実などのナッツがよく使われますが、煮込みに欠かせないのが、ナッツや香辛料をつぶして作るピカーダです。この料理もピカーダを利用しています。このときゆで卵の黄身もつぶして入れると、ペピトリア(pepitoria)という料理になります。

材料

【2人分】

  • 鶏手羽元……6本
  • 玉ねぎ……1個
  • オリーブオイル……大さじ3
  • にんにく……1片
  • アーモンドスライス……20g
  • パセリ……1枝
  • コンソメ顆粒……小さじ1
  • サフラン……ひとつまみ
  • 塩、こしょう……適量
  • ローレル……1枚
  • 白ワイン……100ml
  • 水……適量

作り方

  1. 鶏手羽元にはあらかじめ塩・こしょうしておく。フライパンにオリーブオイルを入れ、まずにんにく1片(まるごと)を炒めて取り出し、次に手羽元を炒める。
  2. 手羽元の表面に焼き色がついたら取り出し、鍋に移して、白ワイン、水、コンソメ顆粒、ローレルを入れて煮る。
  3. 手羽元を取り出したあとのフライパンで、薄切りの玉ねぎを10分程度炒め、鍋に加えてじっくりと1時間ぐらい煮込む。(煮汁が少なくなったら水を足す)
  4. すり鉢に(1)のにんにく、パセリ、アーモンドスライスを入れてすりつぶし、ピカーダを作って、鍋に加える。
  5. サフランをすりつぶし、50mlのお湯と塩ひとつまみでサフラン水を作り、鍋に加える。
  6. コトコトと20分ほどかけて煮汁がソース状になるまで煮込む。

ポイント&ヒント

骨からいいだしが出るので鶏手羽元を使いましたが、あれば骨付きももぶつ切り肉が最適です。鶏もも肉と手羽元を半々にしてもいいですね。

白ワインが無ければ日本酒で。サフランの代わりにお醤油にすると、和風な仕上がりになります。

盛りつけた際に、軽くローストしたアーモンドをふりかけるとおしゃれです。ソースはパンにつけてどうぞ。

スペインでは、ピカーダにゆで卵の黄身を加えて作る鶏肉のペピトリア(Pollo en pepitoria)が有名です。

ピカーダ

ピカーダとは、にんにく、パセリ、ナッツ類、パンなどをつぶしながらまぜて作るペースト状の調味料で、スープや煮込み料理などに使われます。こくと旨みと風味が増すので、スペイン版お味噌のようなもの。混ぜ合わせる食材や量などは、各家庭やシェフによって微妙に違います。

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