リンゴのコンポート赤ワイン仕立て
りんごの赤ワインシロップ煮

りんごのコンポート(COMPOTA DE MANZANA)です。スペインのアストゥリアス地方はリンゴの産地で、リンゴで作るお酒シードラ(SIDRA)が有名です。リンゴのデザートもいろいろ。料理に使う場合は、酸っぱくて果肉が引き締まったものがおすすめです。食べ頃をすぎて味がぼけてしまったりんごも、お菓子や料理に使えば美味しくいただけますよ。
材料
【4人分】
- りんご……1〜2個(400g)
- グラニュー糖……100g
- 水……250ml
- 赤ワイン……80〜100ml
- クローブ(ホール)……1~2本(無くても可)
- バニラアイスクリーム……適量(無くても可)
- ミントの葉……4枚(無くても可)
作り方

- りんごは皮をむき、芯をとって4〜8つ切りにする。
- 鍋にグラニュー糖と水を入れ、火にかけ砂糖が溶けたら、りんごを入れて、15分程度煮て取り出す。
- 鍋に残った煮汁に、赤ワインとクローブを入れて、2~3分煮てシロップを作る。
- りんごにシロップをかけて、半日~1日漬け込む。
- 皿に盛って、アイスクリームを添え、ミントを飾る。
ポイント&ヒント
コンポートの作り方は同じ
作り方は、基本的に洋梨のコンポートと同じで、ワインとスパイスが違うだけです。いずれも、洋梨でもリンゴでも作れます。
最初から赤ワインを入れて煮てもいいですが、赤ワインシロップにひたすだけでも、ゆっくりと浸透し、きれいな赤ワイン色に染まります。

▲ これはワインを80mlと少なめにし、りんごを8つ切りにして浸したものです。クローブなどのスパイスもいれていません。色づきはやや薄めになりますが、1日で色も甘みもしっかり浸透します。
クローブはなくても…
赤ワインとクローブ(丁字:ちょうじ)はよく合いますが、入れすぎると漢方薬っぽい香りが強くなります。苦手な方は、クローブのかわりにシナモンを使ってもいいし、無くても大丈夫です。
残ったシロップの利用法
残ったシロップは、そのままか適度に薄めゼラチンを溶かし入れればワインゼリーになります。

▲ これは果肉を入れてゼリー固めにしたものです。

▲ ミニワイングラスにヨーグルトを入れ、その上にゼリー固めを盛れば、また違ったデザートに…。
また、シロップは煮詰めれば赤ワインソースになります。(トップの出来上がり写真では、バニラアイスにかけています)
煮詰めすぎると飴状になってしまうので、木じゃくしですくって、ほんの少しもったりしたら、火からおろします。ゆるめにしあげても、冷めると粘りがでます。
赤ワインソースは、パンに塗ったりチーズにかけたり、ヨーグルトに混ぜたり。
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