魚介のフィデウア
魚介のパスタパエリア
パスタで作るパエリア「フィデウア(Fideua)」は、カタルーニャ語でパスタ料理のこと。主にカタルーニャ沿岸の地域で人気の料理です。お米を忘れた漁師が、船の上で作ったのがはじまりとも言われています。今回はフィデウア専用の極細麺フィデオで作ってみました。極細パスタ「カペッリーニ」でも代用できます。
材料
【3人分】28cmパエリア鍋
- 極細パスタ「フィデオ」……100g
- あさり……150g
- えび ……6尾
- いか(細切れ)……100g
- ベーコン……2枚
- たまねぎ……1/2個
- 赤ピーマン……1/4個
- 青ピーマン……1個
- トマト……1/2個
- 魚介スープ……400ml
- オリーブオイル……大さじ2
- にんにく……2片
- パプリカパウダー……小さじ1
- サフラン……ひとつまみ(0.2g)
- パセリ……2枝
- 塩、こしょう……少々
作り方
- あさりは砂出しし、えびは背わたやひげなどを取る。いかとベーコンは細切りにする。
- サフランはすりつぶして、お湯(50ml)でといておく。トマトは皮をむいて、すりおろす。
- にんにく(半量)とパセリ(半量)は合わせて、すり鉢ですりつぶしておく。
- 残りのにんにくとパセリはみじん切り、玉ねぎ、赤・青ピーマンは7mm角に切る。
- パエリア鍋にオリーブオイルを入れ、にんにく、パセリ、玉ねぎ、赤・青ピーマンを炒める。
- いかとベーコンを入れて炒め合わせ、えびとアサリも加える。
- えびとあさりに火が通ったらいったん取り出して、お湯でといたサフランとトマトのすりおろしを加え、5分ほどゆっくり炒める。
- パプリカパウダーをふり、スープを入れて沸騰したら、すりつぶしたにんにくとパセリを加えて煮る。
- 塩・こしょうで味付けし、極細パスタを振り入れて、半分ほど水分がなくなったら、えびとアサリを戻して炊きあげる。
ポイント&ヒント
Fideua(フィデウア)
「Fideua」の日本語表記、「フィデウア」と書いていますが、会話の中では「フィデオワ」とか「フィデワ」に聞こえます。
スペインには、フィデウア専用のパスタ「フィデオ(Fideo)」があり、細いのや穴のあいたマカロニのようなものなど形状は様々です。
▲ 極細パスタの「フィデオ」。
日本では、輸入食品店や楽天市場など通販で取り扱っています。
▲GALLO『フィデオス no.1(ショートパスタ 細麺)500g』fideo cabello fideua (楽天市場)
とはいえ気軽に入手できるものではないので、極細スパゲティ「カペッリーニ」や細目のスパゲティを3〜5cmくらいに折ったもの、小さなサラダ用マカロニ等で代用するといいでしょう。
カペッリーニをポキポキ折って使えば問題なし。
魚介スープ
魚介スープは、地中海スープの素を溶いたものを使いました。コンソメの素でも、鯛のあらなどからとっただしでもかまいません。
スープの量は、パスタの太さや量でかわってきますので、8分目ほど加えて様子を見ながら足していきます。煮汁が無くなってもまだパスタがかたいようなら、お湯を加えて煮ます。
逆に、多少煮汁が残っていても、パスタのかたさがちょうどよくなったら、それで完成にします。
▲ 地中海スープは、サフラン入りの魚介スープの素