いかのフリット ローマ風
ふんわり衣のいかリング揚げ
いかのリング揚げとも言うべき、カラマーレスフリートスのローマ風(Calamares a la romana)です。スペインではリング状のイカのフリットをローマ風と呼んでいるようです。衣は小麦粉を炭酸水で溶いて作るので、ふんわりからっと揚がります。
材料
【2人分】
- スルメイカ……1杯
- 塩……少々
- 薄力粉……40g
- 炭酸水……60ml〜
- 揚げ油……適量
- レモン……1/4個
作り方
【1】いかは胴の部分のみ皮をむいて輪切りにし、軽く塩をふっておく。(ゲソやエンペラなどは他の料理に利用)
【2】イカの水分をキッチンペーパーで拭き取り、薄力粉をまぶす。
【3】ボウルに薄力粉を入れ、炭酸水を少しずつ注ぎ、かき混ぜながらとろりとした衣を作る。炭酸水の量は衣の様子をみて加減。
【4】いかを衣にくぐらせ、170度の油で揚げる。
【5】イカは火の通りが早いので、揚げるのは20秒くらい。一度ひっくりかえして、衣がほんのり色づいたら引き上げる。油飛びに注意。
【6】油をきって、皿に盛りレモンを添える。
ポイント&ヒント
衣は炭酸水(無糖)の他、ビールで溶いてもふわっとした仕上がりになります。他のフリットや天ぷらの衣に応用できますね。
揚げ油はオリーブオイルでなくても、植物油(菜種油やコーン油)などで大丈夫です。
衣には卵を加えないので、白っぽく仕上がります。食べる際に、お好みでレモンをふりかけてどうぞ。
衣に炭酸水を使うというのは、バルセロナにあるホテルアーツのシェフに教えてもらいました。もうずいぶん前の2002年のこと。
スペインのレストランでは、水(Agua)を注文すると、必ずガス入りか無しか(con gas/sin gas)を確認されるくらい、無糖の炭酸水は一般的だったので、衣に炭酸水は当たり前だったのかもしれません。
しかし日本で炭酸水といえば甘いソーダで、無糖はカクテル用ぐらいの認識。わが家に日常的にあるのはビール(発泡酒)だったので、ビールを使った衣で作ることが多かったですね。
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ビール衣でいかのフリット ローマ風 レシピ
ビールで溶いた衣で作ったイカのフリットローマ風(Calamares a la romana)です。NHKスペイン語講座(2007)の料理コーナーでも紹介されていました。
【2人分】
- いか(胴体のみ)……1杯
- 塩……少々
- 薄力粉(まぶし用)……大さじ1
<ころも>
- 薄力粉(衣用)……50g
- 水……40ml
- ビール……40ml
- 揚げ油……適量
<付け合わせなど>
- ミニトマト……4個
- パセリ……少々
- レモン……1/4個
【作り方】
- いかは皮をむいて、輪切りにし、軽く塩をふってペーパータオルで水分をとっておく。
- ボールに薄力粉を入れ、だまにならないようビール、水の順にかきまぜながら注ぎ、とろりとした衣を作る。
- いかに薄力粉をまぶし、衣をくぐらせて、170度で揚げる。
- 皿に盛って、ミニトマト、パセリ、レモンを添える。