セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

テレビや雑誌で紹介されたスペイン料理 2007年

2007年、テレビ番組や雑誌で紹介されたスペイン料理に関するメモです。

2007年度NHK「テレビ スペイン語会話」は料理がテーマでした。紹介されたスペイン料理の話題やレシピは、「スペイン語会話で学ぶスペイン料理」で。

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2007年

2007年12月22日(土)10:55~11:45 食彩の王国「スペイン 情熱のマタンサ 魅惑のイベリコ豚紀行」テレビ朝日

ハモン・イベリコで有名なイベリコ豚。精肉を料理に使うようになったのは、最近のことなんですね。スペイン国内でも、生産地以外ではあまり食べられておらず、マドリッドのレストランでも、5年前からメニューに加えたと言っていました。

一方、生産地のエストレマドゥーラ地方では、豚を解体する「マタンサ」という行事があり、そこでは保存食のチョリソを作りながら、解体したばかりの新鮮な肉が食べられていました。作業は重労働なので、おいしいものを食べながらすすめていこうというわけです。

男性は解体作業、女性はチョリソ作りを担当。大量の肉を腸に詰めていく仕事は、本当に大変そうでした。豚を解体したら、血も内臓も無駄にしない昔ながらの知恵にも敬服です。

チョリソは自然乾燥で、細いものなら1カ月、太いもので半年たてば食べられるそう。煮込みに入れたり、揚げたり、スープのだしに使ったりと、いろんな料理に使えます。

ハモンもチョリソも、おいしいだけじゃなくて、優れた保存食なんだと、改めて認識させてくれた番組でした。

2007年12月16日(日)23:15~23:45 素敵な宇宙船地球号「イベリコ豚の森に迫る危機」テレビ朝日

これはちょっと考えさせられる番組でした。
ワインの代替栓は好きではないけれど、品質管理やリサイクルの点からいえば、それも致し方ないというか、いいんじゃないかなと思っていたからです。

しかし、コルク栓を使わなくなるとコルクの需要が減る。
需要が減ると、収入源になる農家は、今まで山火事や乾燥からその土地を守っていたコルク樫を伐採して、経済効率のいい作物を植える。
そうすると砂漠化がすすみ、地球温暖化に拍車がかかる。
と、長い目で見れば、決していいことではなかったんですね。

しかも、そのコルク樫のどんぐり(ベジョータ)はイベリコ豚のえさにもなっているんですから、食いしん坊からすれば、ますます森を守って・・・という気になります。

このどんぐりは、日本のどんぐりと違って渋みが少ないので、かつては粉にして煮込み料理やお菓子にも使われていたとか。番組でも、そのままかじって食べられることを示していました。木の実ですから、栄養価も高そうです。

そんなどんぐりをエサにするモンタネラという飼育方法。ぜひともコルク樫を大事にして、長く続けてほしいものです。そして、おいしいハモン・イベリコ・デ・ベジョータを供給して・・・
って、自分のことしか考えてないですね。すみません。

ま、ワインはコルク栓を選んで購入するようにしましょうか。
些細なことだけれど、できることから少しずつ。

2007年11月3日(土)14:30~15:55「情熱の国!スペイン究極の美食旅」BS朝日

田中律子さんのスペインのワインとオリーブオイルを巡る旅です。赤ワイン産地はリベラ・デル・ドゥエロ、白ワイン産地はルエダを訪問。

2007年 11月号 料理通信 「スパニッシュ&イタリアン 食の最新モード案内」料理通信社

スペインバルとイタリアンバールの大特集です。
スパニッシュにおいては、「日本の最新&厳選バル案内(13P)」「スペインバル 本当の入り口(13P)」「スペイン・ガストロノミー(11P)」の3本柱で構成されており、全カラーページで見応え、読み応えがあります。

まずは、06~07年にかけてオープンした東京のスペインバル6軒の紹介と、東西16軒の厳選バル案内。かつては、形だけ真似たなんちゃってスペインバルもありましたが、最近は本格的かつ気負いのない自然なスタイルが増えてきているようです。それを支えているのが、20~30代というから頼もしいかぎり。

次に、スペインバルの基礎知識ともいうべき、スペインの食文化をコンパクトにわかりやすく解説してくれる「スペインバル 本当の入り口」。スペインのバル形態、ワイン、生ハム、タパス、内蔵料理、調味料・・・。生ハムの切り方やタパスの王道レシピは、実用的ですぐに役立ちそうです。

最後に、スペインの最新レストランレポート。モードを発信するのは、大都市ではなく地方から、ということで、ジローナ、デニア、ペドロニェラスのレストラン&シェフの紹介です。器に煙を閉じこめたり、食べられる紙を作ったり、モダンスパニッシュは日々進化している模様。新たなスタイルを模索し続けるスペインシェフのパワーには頭が下がります。

この特集を読む限り、日本のスペインバルは、まだまだ大都市圏が中心のようですね。もっと全国的に増えてくれたらいいのになあ。スペインバルの魅力はその土地に根付いてこそ!

2007年8月25日(土)、9月1日(土)22:30~22:54 地球街道「伊武雅刀 アンダルシア紀行」テレビ東京

伊武雅刀さんが、かつて映画「太陽の帝国」のロケで訪れたアンダルシアをドライブしました。

前編では、ネルハの海岸でいわしの浜焼き現場に遭遇。串刺しにして薪で焼いたいわしを食べ「うまい!」。ホテルの部屋では、市場で買ってきた玉ねぎとサヤインゲンをきざみ、電気ポットを利用して自分で味噌汁を作ります。すごく日本的。

スペインにいても、たまにはオリーブオイル抜きの食事をして胃を休めないとね。

後編では、セビージャからロケで滞在していたプエルト・デ・サンタマリアの街へ。オリーブオイルを受け付けなくなったとき食べた鯛の塩釜焼きのおいしさが忘れられないと言い、再度そのレストランを訪問し、当時と同じものを注文します。

鯛を塩で覆ってオーブンで焼いた物。まさに、日本の塩釜焼きと同じです。お好みでレモン果汁やオリーブオイルをかけて食べますが、伊武さんは当然、オイルはかけません。

アンダルシアのいわしの浜焼きと鯛の塩釜焼き。日本食が恋しくなったときによさそうです。あ、ホテルで飲むインスタント味噌汁もね。

2007年 8月号 家庭画報「悠久のスペイン」美味遺産 三都物語 バルセロナ、マドリッド、セビリアほか 世界文化社

第一特集はスペインで、カラーで65ページあります。3部構成になっており、第1部が、アンダルシアの各都市の紹介、第2部が、美味遺産 三都物語、第3部がセビリアからヒホンまでの「銀の道」です。

第2部の美味遺産だけでもかなりのボリュームがあり、バルセロナ、マドリッド、セビリアのおいしいものがその背景とともに語られます。

まずはバルセロナ。
伝統的なカタルーニャ料理を見せてくれるのは、モデルニスモの室内装飾が美しい「ホテル・エスパーニャ」のダイニング、昔ながらの農家レストラン「マシア・カン・ポレール」、ミロが通った「ロス・カラコレス」。どれも歴史あるレストランです。

続いて、どーんと見開きでオマール海老のパエリャが登場し、そのあとは各種パエリャ、それに使われるサフランのうんちく記事と続きます。
とにかく写真がきれいで、おいしそう。海鮮ものオンパレードです。

次にマドリッド。こちらは煮込みやローストが中心です。
王室御用達の本格レストラン「ラルディ」からコシード、「ポサーダ・デ・ラ・ビジャ」からアサードと、代表的なカスティーリャ料理の紹介のあと、いちおし料理はトルティージャです。

それに関連してのうんちく食材は、じゃがいも。
コロンブスの新大陸発見によってもたらされたじゃがいもやピメント、トマトなどが、今ではスペイン料理に欠かせない食材になっているのが面白いですね。それ以前はいったい何を食べていたんでしょう。

最後にセビリア。イスラム文化の影響が色濃く残るアンダルシア料理です。アルフォンソ十三世ホテルにある「レストラン・サン・フェルナンド」、バル併設のレストラン「エンリケ・ベセラ」では、ガスパチョ、フリットなど。そして、アンダルシア料理のルーツともいうべきモサラベ料理、それから小皿料理(タパス)と続きます。

モサラベ料理というのは、イスラム支配下のキリスト教徒によって作られていた料理ということでしょうか。興味深いですね。

そのほか、三都市の名物バルや、マドリッドの老舗菓子店など、とにかく美しい写真でページをめくるたびにスペインの美味なる世界へ引き込んでくれます。まるで、地方色豊かなスペイン料理の図録よう。これは永久保存版ですね。とっても嬉しい特集でした。

2007年 7月号 No.32 ELLE a table(エル・ア・ターブル)「元気になる、熱い国の料理 スペイン・アンダルシア 夏のパワフルメニュー」アシェット婦人画報社

おおつきちひろさんが、アンダルシア料理を紹介。

タパス4種、フラメンカ・エッグ、魚介と野菜の刻みサラダ、アボカド・オレンジ・トマトのサラダ、きゅうりのガスパチョ、アホ・ブランコ、魚介のフリッター・アリニャードソース、鶏レバーのシェリービネガー煮。

2007年 6/20号 FIGALO japon(フィガロ・ジャポン)「夢のヴァカンス、かなえます。仏・西バスク地方 素朴でおいしい村めぐり」阪急コミュニケーションズ

旅行特集の中のひとつ。フランスのビアリッツを基点に、海岸にそってフランスからスペインへと続くバスク地方を紹介しています。スペイン側はオンダリビア、サン・セバスチャン、ゲタリア、ラザルテ、ビルバオ。

スペインに入るといきなり、タパスバー(バル)が街のあちこちに出現するそうで、どの地もホテル、タパスバー、レストラン、食料品店などの案内が主。なかでも、バルのタパスの美しくおしゃれなこと!

伝統的なバスク料理に加え、店ごとに腕をふるう創作料理が日々誕生しているようです。進化するバスクのバル。ああ、行ってみたい!

別のページには、「ルイ・ヴィトンカップに燃えるバレンシア」ということで、バレンシアの名物飲料オルチャータのことが、ちょこっと。

2007年6月19日(火) 0:10~0:54「世界ぶれあい街歩き」NHK総合

スペイン・マドリードの街歩き。
食べ物関連で言えば、修道院にお菓子を買いに行くご婦人や、マドリード名物バルキージョ売りのおじさんに出会いました。

バルキージョというのは、もともとは王宮で出されていたお菓子で、それが庶民に広まったもの。船の形をしていたことから、バルキージョ(小舟)という名前がついたそうです。

主な材料は、小麦粉、砂糖、水、油。それらでとろとろの生地を作り、円形の鉄板を2枚組み合わせた専用の焼き器に流し入れて、ぺったんと挟む。すると、生地が中で広がって、でこぼこ模様のついた薄焼きワッフルみたいなのが出来る。それを熱いうちに、折りたたんだり巻いたりして、形作ってできあがり。

作り方は見せてくれましたが、どんな味がするのでしょうねえ。ソフトクリームのコーンだけみたいな感じかな? 

バルキージョ売りのおじさんは、蓋にルーレット盤のようなおもちゃのついた菓子缶を背負っていました。買いにきた子どもたちに回させて、数字がうまく合えば2つ進呈、というような遊びを取り入れた売り方をしてるんですね。楽しそう。

子どもじゃないけど、ルーレット回して買ってみたいなあ。

2007年6月5日、12日、26日(火) 18:55~19:56「ぴったんこカンカン」TBS

泉ピン子さんと安住アナウンサーが各地をまわる「カンカン観光のコーナー」バルセロナ編。

5日放送は、サグラダファミリア観光。

12日放送は、夕食とフラメンコ。
まずは、エスクデジェール通りの「ロスカラコレス(Los Caracoles)」 へ。1835年創業の老舗レストランです。ハモン・イベリコ、ガスパチョ、パエリャを注文します。

お皿に山盛りのハモン・イベリコは19ユーロ(約 3,100円)。パン・コン・トマテにのせていただきます。安住アナ、とってもおいしそう。ピン子さんも納得の表情。ピン子さんは「イベリ 子豚」と言って笑わせます。

次に、ムール貝の煮込み(10.5ユーロ)、安住アナの好きなガスパチョ(6.9ユーロ)、車えびの鉄板焼き(20.5ユーロ)。そして最後に、ロブスターのパエリア27.6ユーロ(約 4,500円)。

スペイン料理は口に合うみたいと2人とも、満足げでした。ガスパチョだけは、ピン子さん、すっぱいトマトと生のきゅうりを食べているみたいで、はっきりしない味とか言っていましたが・・・。

その後、フラメンコの衣装屋さんにいき、衣装を選んで、渡部純子さんのカフェレストラン「ラ・ブレリア(La Buleria)」へ。フラメンコをちょっとだけ習って、バルセロナ在住の日本人の方達に、その成果を披露しました。

26日放送は、橋田壽賀子さんと一緒に街歩き。

まずはサン・ジョセップ市場へ。ハモン・イベリコを試食するも、買わずに通過。橋田さんはピン子さんの傍若無人キャラに辟易。見てるほうも、あれはちょっと恥ずかしいかな~。

その市場で、日本食レストラン「旬香」のご主人、松久さんと遭遇。おねだり交渉を頼み、トマトやジュースを試食して、市場のバルでは、あさりに似た「コキーナスの鉄板焼き」(8ユーロ)、アンコウの鉄板焼き(12ユーロ)をつまんでいました。

その後、リアドロでお買い物をした後、ゴシック地区にある久松さんのお店「旬香」へ。ベルベレッチョの酒蒸し(13ユーロ)、トマトドレッシングをかけたカツオのタタキ(12ユーロ)。トマトとカツオはよく合うそうです。あとは、セミエビ料理など。

クイズは「スペインで日本食レストランをやっていて、困ることは?」
答えは、スペインの人たちは猫舌が多いので、料理温度に気をつかうということでした。日本人はけっこう熱々が好きですからね。

というわけで、3回に渡って放送されたバルセロナロケ。印象に残っているのは、バルセロナの街や食べものよりも、ピン子さんの強烈キャラだったりして・・・。

2007年6月7日(木)19:00~20:54 モクスペ「世界めちゃウマ食遺産」日本テレビ

世界各国の知られざるめちゃウマ料理の中から、食遺産として残したい料理を選ぶという番組。

スペインは牛肉部門で、闘牛肉の料理が紹介されました。闘牛肉は、ふつうの牛肉に比べて赤身が濃く、肉の線維が太いのが特徴。和牛と比べて3倍以上の堅さだとか。

出てきたのは、ヒレ肉を使った闘牛肉のパエリア、尻尾肉を使った赤ワイン煮込み。ことに尻尾の煮込みは、精力がつくので男性諸氏に好んで食べられているそうです。

ちなみに闘牛肉は、輸入が禁止されているので、日本で食べることはできず、スタジオでも試食タイムはありませんでした。

ま、スペインに行っても、これは飛びつくほどでもないかな? ほかにおいしい料理はいっぱいあるもの~。

2007年5月6日(日)14:00~15:24 美の旅人“パリ・バルセロナ”二都物語 TBS

伊集院静さんの著書『美の旅人 フランスへ』をベースにした番組。
伊集院さんは作家の視点でバルセロナを、鈴木京香さんは女優の視点でパリの美術館を見て歩き、それぞれの疑問を解き明かそうという趣向です。

パリでは、名画とは何か。バルセロナでは、ピカソ、ミロ、ダリという天才芸術家が同時期にカタルーニャに現れたのはなぜかを探っていくというものでした。

内容は、画家とその作品が中心で、食べ物とは関係ありませんでしたが、バルセロナでは、ミロやダリも通ったという「カラコレス(LOS CARACOLES)」、若き芸術家たちが集った「4GATS」が出てきました。

「カラコレス」は、入り口付近に、外に向かって肉を焼くグリルがあるんですね。それは、道行く人に、おいしそうな肉の焼き色と香ばしい匂いでアピールする格好の呼び込み看板のようなもの。

それに誘われるように、お店に入った伊集院さん。名物料理かたつむりの煮込みとシーフードパエリアを食べ、フレシネのカバを飲みながら「カタランを成立させているのは、誇りだね」とカタルーニャ人気質を語っていました。

4GATSでは、お茶を飲んだだけ。新進芸術家たちが集うサロンだったと、ピカソが描いたロートレック風のメニューの表紙を紹介し、「この場所でパリが見えたんだね。パリの向こうにある世界が」。

こうして、バルセロナからパリに向かった画家たちの当時の様子や、幼少の頃はカタルーニャ美術館のロマネスク美術に触れていたこと、その美術館は市民の寄付で完成したこと等を紹介し、ピカソ、ミロ、ダリという芸術家が生まれたのは、伝統文化を継承し守っていこうという、カタルーニャ人の熱い思いがベースにあったからだと結んでいました。

芸術家ゆかりのレストラン2店を紹介するあたり、食文化もまた、偉大な芸術家を育むファクターのひとつであると、番組では言いたかったのかもしれません・・・なーんてね。うそうそ。これはわたしの勝手なこじつけでした。失礼。(笑)

2007年4月5日、12日(木)23:30~23:55 NHKテレビスペイン語会話 

今年度は、料理がテーマです。
スキットの今週の1皿、スペイン現地レポート、ともに食関連。頭文字に「A」がつくものから始まって、最終の「Z」まで、すべて食べ物にちなんだ単語をとりあげて、スペイン語を学習しようというものです。

ちなみに、初回。「A」の料理は、「sopa de ajo(にんにくスープ)」、現地レポートは「aceite de oliva(オリーブオイル)」でした。

レポーターは、ジン・タイラさん。
オリーブオイル専門店に行って、500種類もあるといわれるオリーブオイルの中から、代表的なオイル3種類をテイスティングしていました。

・アンダルシア・コルドバ産(ピクード種)
 軽い口当たり。甘くてソフト、バターのようにまろやか。

・ アンダルシア・ハエン産(ピクアル種)
 しっかりした味わい。肉に合う。(ジンさんのお気に入りはこれ)

・カタルーニャ産(アルベキーナ種)
 フルーティで甘く、刺激が少ない。

という具合。文化コーナーでも特別編として、生ハム専門店で買い物客にインタビュー。これが面白かったですね。

Q:家にいつも生ハムがあるんですか?
A: いや、少しずつ買うよ。乾いてしまうからその日のうちに食べるのがいいんだ。

Q:生ハムで何か困ることはないですか?
A:何もないよ。うまいもん。

Q:値段は?
A:いや、全然。他に何のために金を使うんだい?

おお! 単純明快。こんなにすぱっと言われると、気持ちがいいです。
人生はハモンだ!?(笑)

ほかに、サンティアゴ・デ・コンポステーラのバルで「たこのガリシア風」、アストゥリアスで白インゲン豆の煮込み「ファバダ」の紹介がありました。

続いて12日の第2回。
「B」のつく料理は、「Besugo al horno(たいのオーブン焼き)」、レポートは、ビーゴの魚市場とそのバルで注文した「bocadillo(ボカディージョ)」。

スペインは魚介類の1人当たりの消費量が、日本に次いで世界第2位だとか。お魚好きの国民なんですね。

取扱量ヨーロッパNO.1を誇るビーゴの魚市場での人気の魚は、ガージョ(ひらめの仲間)、サポ(あんこう?)、パロメッタ(アジの仲間)、メルルーサ。メロには、赤色と灰色があって、灰色のメロは、「海の王様」と呼ばれているそうです。

最後に、ジン・タイラさんは、魚市場のバルで、そこの一番人気だというイカのリング揚げを具にしたボカディージョを注文していました。

こんな調子で、9月まで料理の話題が続きます。

番組内容とレシピは、「スペイン語会話で学ぶスペイン料理」に、番組の感想などは、「A.diaryほっと一息おうちバル(ブログ)」に綴っていきます。

2007年 4月号 料理通信 「スペイン カスティーリャ・イ・レオン 食の原風景に出会う旅」料理通信社

スペインの食の原点ともいうべき地方、カスティーリャ・イ・レオン。この地のワインと仔羊料理がメインのレポートです。名物のコルデロ・レチャソ(乳飲み仔羊の竈焼き)は、羊独特の臭みがまったくなく、鶏肉のようにあっさりしていて香ばしいんだとか。食べてみたいですね。スペインワインと仔羊文化の解説もあります。

そのほか「世界に自慢したい食のジャパンメイド」では、スペイン・マドリードで開催された2007年料理学会での様子が少し載っています。日本料理の技はいまや世界で大モテなんですね。トップシェフがこぞって、鰹や昆布のだし使いや味噌、醤油などの調味料に興味津々だそうです。

日本料理のテクニックをデモンストレーションで見せた「龍吟」の山本さんも、学会から影響を受けて、イカ墨ソースをシルクスクリーンでお皿に転写したり、ゴボウに焼き印を入れてワインのコルクに見立てたりと、オリジナルの手法を考案。そのユニークな発想には驚かされます。一度そんなお料理にお目にかかりたい、いえ、口にしてみたいもんです。

2007年2月17日(土)18:30~19:00 ポカポカ地球家族「40年前に海を渡った柔道家の夢~スペイン・バスク~」テレビ朝日

バスク地方のポルトガレッテに住む植松さんご一家が紹介されました。植松さんは柔道家、2人の息子さんもオリンピックに出場するほどの選手です。

食事はというと、スペイン人の奥様が作るスペイン料理と白いご飯。
ある日のランチは、鰹のトマトソース煮込みとインゲン豆とジャガイモの煮込み、それに白いご飯をお茶碗によそって食べていました。

息子さんたちは当たり前のように、白いご飯を食べているそうで、父親ゆずりの習慣なんでしょうね。白いご飯が力の源になっているのかも。
別の日も、巻き寿司とえびとイカのオリーブオイル炒めが食卓に並んでいましたよ。

スタジオでは、バスク料理の定番「イカの墨煮」の作り方を、渋谷「ラ・プラーヤ」のシェフ、児玉徹さんが披露してくれました。

イカ墨は、市販のペーストを使用すると便利。魚のだしは、ほんだしと昆布茶で代用できる。生臭みはパプリカパウダーで消す、のだそうです。

ほお、いいこと聞きました!

2007年1月13日(土)、20日(土)22:30~22:54 地球街道「高橋克実 ラ・マンチャの男になりたい」テレビ東京

高橋克実さんが、ドン・キホーテゆかりの地をドライブするというもの。前編では、トレドを歩いた後、サラマンカに行き、バル「セルバンテス」に入りました。タパス1皿1.5ユーロ。イカのリング揚げ、腸詰めの卵あえなどを注文。高橋さんの感想は「味が日本ぽい。しつこくない。ムイ・ビエン!」。

後編では、ラ・マンチャ地方へ。コンスエグラのサフラン畑で収穫を手伝い、サフランを使った料理をごちそうになります。

圧力鍋で作る「牛肉とジャガイモのサフラン煮」。

作り方は、まず、唐辛子を入れたオリーブオイルで肉を炒め、次に、にんにく、玉ねぎ、トマトを入れてさらに炒める。水を入れて40分煮込み、肉が軟らかくなったら、ジャガイモ、にんじんを加えて、再び煮込む。サフランとにんにくをつぶして混ぜ、調味してできあがり!

黄色く染まって、さらっとしたカレーのように見えましたが、お味はどうだったんでしょう。肉じゃがのサフラン風味って感じかな?

高橋さんは「うまい!これ」と言って、パンを浸しながら食べていました。簡単に作れると言っていたし、実際そんな感じでした。そのうち、チャレンジしてみましょう。

2007年1月4日(木)、5日(金)14:00~15:50 2時っチャオ!(新春スペシャルとして約20分ずつ)「美のカリスマと行くスペインの旅」TBS

ヘアメイクアーティストの藤原美智子さんとタレントの後藤陽子さんが、マドリードとバルセロナの美のスポットを紹介するというもの。

まずはマドリード編。

マヨール広場や教会を観光した後、蚤の市やエスパドリーユ専門の靴屋さんをのぞき、世界中のセレブに愛されるレストラン「カサ・ルシオ」に行きました。

ここの名物料理は、フライドポテトに半熟卵をのせた「ウエボス・エストレジャードス」(9.30ユーロ 約1,500円)。まるでファーストフードのフライドポテトに、大ざっぱなスクランブルエッグをかけたようなものです。見るからに庶民的。

味は「こってりしてそうだけど食べやすい」ということだったので、ふつうに美味しいってところでしょうか。

次に出てきたのが「ガリシア産牛のチェラスコ」(39.70ユーロ 約6,000円)。濃いワインレッドの引き締まった赤身です。半レア状態のお肉をほおばりながら「噛みごたえがあって、噛むごとに味が出てくる。赤身でこんなにジューシーなのって食べたことない」と後藤さんは言っていましたね。

塩だけで仕上げてあり、肉本来のうまさで勝負した1品なんでしょう。こういう素朴な料理がいいんですよね。

どちらも1皿4人分くらいありそうな量でした。なんでも大きいスペインサイズ。ちらっと見えたドーナツ型のパンも巨大でしたよ。

このレストランが世界のセレブに愛される理由は、どんなVIPでもテーブルのまわりを警備でかためるようなことはせず、一般のお客様と一緒に楽しんでもらうよう配慮してきたことだとか。料理もサービスも庶民的なところが逆によかったんでしょうね。

あとは、ホテル「サント・マウロ」、「ホアキン・ベラオ」「シビラ」のお店訪問でおしまいです。

次に、バルセロナ編。

ガウディのサグラダファミリア、グエル公園、コロニアグエルの見学のほか、スパークリングワインCAVA(カバ)を生産するコドーニュ社の訪問がありました。カバの製造過程を見学して、試飲もしていました。藤原さんはグラス片手に「(全部)飲んじゃいそう」とご機嫌でしたね。

それから、ボケリア市場へ行って生ハムを試食。2人して「おいしい「おいしい」を連発です。

ファッション中心でしたが、スペインものだったので、つい見入ってしまいました。高級ブランド品にため息をつきながら・・・。

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