セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

テレビや雑誌で紹介されたスペイン料理 2006

2006年、テレビ番組や雑誌で紹介されたスペイン料理に関するメモです。

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2006年

2006年11月26日(日)22:00~22:54(オンエアは30分遅れ)世界ウルルン滞在記「バルセロナの金太郎飴に…西原亜希が出会った」TBS

バルセロナの飴屋さん「papabubble(パパブブレ)」。オーナーのトミーさんのお宅に西原さんがホームステイして、オーダーメイドの飴作りを体験しました。

大きな飴の固まりをフックにかけて練り上げたり、棒状にした飴を組み合わせてのばしたり、かなりの重労働。切り分けた飴は小さくてかわいいけど、それを作るとなると大変ですね。最初から最後までずうっと飴作りのドキュメントでした。

スタジオでのクイズは、

  1. 最近チュッパチャプスが再びブームに。 大人がなめ始めた理由は?
  2. オーダーメイドキャンディで、最近注文が増えた難しいデザインとは?

答えは、(1)が禁煙のため、(2)が「@(アットマーク)」

スペインでは、お祝いごとにキャンディを贈る習慣があるんですね。だからお誕生日にはネームと日付入りキャンディー、会社のイベントには会社のロゴ入りキャンディなど、オリジナルデザインの飴が人気を呼んでいるんでしょう。

日本で生まれた金太郎飴の技術が、こうして引き継がれて、異国で大人気だなんてちょっと嬉しいですね。

さて、オンエアから1週間後、パパブブレ日本店へ行ってみました。お店レポートは 「愛と愉しみのスペイン料理」ブログの「papabubble(パパブブレ)」記事で。

2006年10月28日(土)23:30~24:00 チューボーですよ!「パエリア」TBS

今回つくるのは「魚介のパエリア」。主な食材は、甘エビ、ブラックタイガー、ムール貝、あさり、いか、赤ピーマン、トマトなどで、おうちでも作りやすいオーソドックスなものでした。ゲストは嵐の桜井翔さん。

街の巨匠は、スペイン料理研究家で「サン・イシドロ」のおおつきちひろさん、「しぇりークラブ」料理長の杉浦儀久さん、「赤坂スペインクラブ」料理長の岩崎昌則さん。ベテラン揃いです。

スタジオでは、おおつきさんのレシピで作っていましたが、おしゃべりしながら作っていたためか、火力が強すぎたのか、途中、魚介類が焦げてしまい、結果は星1つでした。残念。

未来の巨匠は、「赤坂スペインクラブ」の女性シェフ。小さな身体で、大きな鍋を洗い、大量の肉をフライパンで炒める姿に、思わず「がんばって~!」と応援せずにはいられませんでした。

おうちで作る料理とレストランで作る料理は違います。プロの味と技を習得して、本格スペイン料理で大きく羽ばたく日が来ることを祈っています。

詳しい感想は「愛と愉しみのスペイン料理」ブログの「「チューボーですよ」パエリアの回」記事にも書いています。

2006年 11月号(No.622)ミセス「フライパンでスペイン料理」文化出版局

有元葉子さんの創意工夫で生まれた鉄エンボスフライパン。それを使って作るパエリャやタパスが紹介されています。

両手フライパンで作るパエリャは、どんな具材でもパエリャができるとばかり「えびとはまぐり」「ソーセージとパプリカ」「ほうれん草と豚肉」「鶏肉ときのこ」の4種類。

片手フライパンで作るタパスは、主にオリーブオイルで肉や野菜を、焼いたり、炒めたり、揚げたり、オーブンで調理したものが12種類。どれも、シンプルな調理で簡単にできるものばかりです。

この5月にサンセバスチャンに行き、バル巡りをしてきた有元さん。
スペイン料理の良さを、鉄のフライパンでうまく引き出していました。

そのほか「スペイン ダリをめぐる旅」では、ダリゆかりの地の案内と解説、バルセロナ散策ガイド、リヤドロの世界など、スペイン関連記事もあります。

2006年 22号(2006.11.1)ku:nel「だからバスクはやめられない」マガジンハウス

長尾智子さんのバスクレポート。

12号(2005.3.1)でスペイン側、13号でフランス側を取り上げてから、約1年半。前回をふまえた上で、さらに蜂蜜、唐辛子粉(ピメント)、木のかご、リネン、美食倶楽部と、バスクのすてきなものをコンパクトに紹介しています。

長年気分よく使い続けている布が、バスク織りだったことをきっかけに、バスクの魅力にぐっと引き込まれた長尾さん。「すてきなものの先には、たいていいい作り手がいる」という法則は、バスクにも当てはまったようです。

12月に「クウネルの本」シリーズとして、バスク本を出すそうなので、これはその一部分(予告編)かもしれません。もっと知りたい、バスクの魅力。発売が楽しみです。

2006年 10月号料理王国 「マルディグラ、ダリの食卓を再現する」料理王国社

「奇才の芸術家へのオマージュ ダリの食卓」として、カラー3ページ。ダリ風パナシェが載っています。これは、「ガラの晩餐」をもとにマルディグラのシェフ和知徹さんが再現したものです。アートしています。

以前、NHK「世界美術館紀行 カタルーニャ 天才少年の名所案内」(2005年7月放送)でも、ホテル・デュランのシェフが「ザリガニのピラミッド盛り」を再現していましたが、それと比べると規模は小さいし、形も違いますが、ダリらしさという点では、なるほどと思わせる豪華な1品になっています。

他に第二特集で、レストランサンパウ。ワールドレポートでバルセロナから、市販のガスパチョ、ウナギの稚魚の冷凍品などが紹介されています。

2006年 SEP. No.34 ワイン王国「ブラインドテイスティング50本 スペイン&ポルトガル」ほか ワイン王国

「ブラインドテイスティング50本」はスペイン&ポルトガルの2,000円以下の白ワイン。上位をスペインワインが占め、高評価を得ています。

ほかに、セグラビューダスのカバ4本のテイスティングとそれに合う料理。
スペインワインレポート(ガリシア州、カスティーリャ・イ・レオン州)などもあります。特集のピッコロワインにも少し。

2006年 9月号 料理通信 第2特集「スペイン・バスク美味街道を行く」料理通信社

ソシエダ(美食クラブ)を覗き、ボデガに行ってチャコリを飲み、ムガリッツやマルティン・ベラサテギなどの三ツ星レストランをかすめて、「スベロア」と「エチェバリ」。最後にミニチュア料理のバル「ラ・クチャーラ・デ・サン・テルモ」で締めくくる。

なんとなく「ピンチョスボン」のダイジェスト版のような記事にも思えなくもないですが、そこはしっかり、高級レストランレポートを入れて、料理通信らしさを出しています。

他にもスペイン関連では、コンテンポラリーレシピ・コレクションに、「ファゴジャーガ」のイサック・サラベリーアのレシピ5品とインタビュー。
「食のプロを刺激する店」第4回に、スペインバル「グランビア」の金子さん。
ワールドトピックスにバルセロナ情報が載っていました。

2006年6月11日(日)22:00~22:54 世界ウルルン滞在記「スペイン・カタルーニャの野菜コンクールに…有坂来瞳が出会った」TBS

バルセロナ郊外ガヴァ村の農家に、有坂来瞳さんがホームステイしました。ホワイトアスパラガスなど15種類の野菜を作り、直売もしているお宅です。

現地に着いたとたん、いきなり畑に出て白アスパラの収穫を手伝う来瞳さん。そのアスパラがお昼ご飯になりました。白アスパラは緑よりも繊維がかたいので、根本の部分の皮をあつくむいて、レモンと塩を入れたお湯で30分もゆでるんですね。それを冷やし、オリーブオイルとビネガーをかけていただきます。おいしそうでしたねえ。

それともうひとつ、野菜のパエリャ。野菜をたくさん入れて、サフランではなくトマトピューレで仕上げていました。

ほかにも、エスカリバーダ(焼き野菜のマリネ)、ねぎ(カルソッツ)の炭火焼きなどが出てきました。新鮮な野菜は、シンプルな調理法が一番!です。

「おいしい野菜料理をたくさん覚えて帰ってね」と奥様はおっしゃっていましたが、実際は、この村で開催されるアスパラ祭りのイベント、野菜オブジェコンクールの作品づくりで、それどころじゃなかったようですね。

馬にまたがる戦国武将のオブジェを完成させるために、徹夜の毎日。モシという発泡スチロールようなもので土台を作って、野菜をピンで貼り付ける緻密な作業は、見ているだけでも気が遠くなりそうでした。色や質感をうまく利用していて、特にアーティチョークとアスパラで作った鎧は素晴らしい!の一言。写真だけで、あそこまで作り上げる腕は半端じゃないです。

スタジオで出されたクイズは、「かたつむりのお腹の中を、きれいにするために、食べさせるものはなに?」。答えは、小麦粉。2日間食べさせると、ウンチが真っ白になって、お腹の中もきれいになるんですね。正解者はいませんでした。

そして、コンクール当日。戦国武将は、見事1位に輝きました。15年前から参加してきて、初めての1位。よかったですねえ。来瞳さんの妥協しないお手伝いぶりもあっぱれでした。

2006年  No.26 ELLE a table(エル・ア・ターブル)「オリーブオイルで作るスイーツ」アシェット婦人画報社

ジョゼップ・バラオナさんが、薄切りパンにチョコレートを塗り、塩とオリーブオイルをかけるパン・コン・チョコラテと揚菓子フロロンを紹介しています。

2006年 5月号 STARsoccer「Homage to catalunya」扶桑社

バルサ特集に合わせたバルセロナの文化ページ。食べ物関連では、棒付きキャンディの「チュッパチャプス」、発泡ワインの「CAVA」、カルソッツをはじめとするカタルーニャ料理のあれこれが載っています。

特に、チュッパチャプスについては6ページにわたって、サッカーとの関係や工場潜入レポート、関連グッズなど詳しく紹介されていました。

ロゴがダリのデザインというものすごいけど、ガウディのカサ・バトリョがチュッパチャプス社の持ち物っていうのにも、びっくりです。さすがバルセロナの飴屋さんは違う!?

2006年3月11日(土)9:30~14:00 王様のブランチ
「グルメコーナー イタ飯の次は情熱グルメ!スペイン料理」TBS

2人の女性レポーターが、都内のスペイン料理レストランを訪問します。まず、銀座エスペロ。国際パエリャ大会で2位になったというシーフードパエリャの登場です。鍋に焦げ付かせないで、おこげを作るのがポイントとか。むむ、むずかしそう。

次に田町のカサ・デ・エスパーニャ。19度で脂が溶け出すというハモン・イベリコベジョータ、イベリコ乳豚の丸焼きが出てきます。5時間かけて焼き上げる丸焼きがおいしそうでした。

最後に旬香亭グリル デ・メルカド。山田シェフのエルブジ風コースメニューが並びます。「料理の完成は、皿の上ではなく口の中」というわけで、スープにお米を入れて食べるパエリアケロッグや、粉末のフォアグラにコンソメを注いだものなど、食べ方を教わりながら食べていました。

スタジオでは、パスタパエリャの試食。慌ただしいレポートでしたが、東京のスパニッシュレストランの現状がコンパクトに紹介されていましたね。

しっかし、イタ飯の次にスペ飯って言うのはどうなんでしょうか。

2006年 4月号 旅「南スペインの旅 セビリアの路地に迷い込む」新潮社 

セビリアのレストラン&バル紹介では、お料理を真上から写したお皿が並びます。バルは8店、料理は伝統的な定番ものから創作タパまで39皿。レストランも8店で、モダン・スパニッシュからモロッコ料理まで24皿紹介されています。全て価格入り。お料理はどれもぐっと洗練された印象です。

ほかに、イベリコ豚の生ハム&腸詰めの紹介やシェリー酒のレポートなども載っています。カタログ的な紹介で写真がきれいですが、読み物が少ないのがちょっと残念。

2006年 4月号 BRIO「スペインバルの歩き方」光文社

銀座特集の一部。横川潤さんと小石原はるかさんの対談です。

2006年 3/2号(007)COURRiER Japon(クーリエジャポン) TASTE and FLAVOR「イベリコ豚の官能的な味はどんぐりから生まれる!」

2006年 3月号 食楽「煮込み料理の特集」徳間書店

スペインの煮込み料理やバル レストランテ ミヤカワが載っています。

2006年 3月号 UOMO「TOKYOスペイン・バルの実力」集英社

東京のスペインバル(池袋「CASA DEL GUAPO」、銀座「Catalan Bar Vinuls」)を、アンドレ(UOMOの専属モデル、スペイン・ジローナ出身)がナビゲート。ほかに銀座「Spain Bar marcona」、恵比寿「Bar Tio Danjo」、銀座「Spain Bar GINZA」が紹介されています。自慢のタパスとともに、オススメのスペインワインとミニ解説も。「品種や産地によって全然味が違うから、スペインを旅するような気分でワインを味わうのもいいよね」とはアンドレくん。そうだねえ、せめてワインで・・・。

2006年1月8日(日)21:00~23:09 世界ウルルン滞在記「500回スペシャル 石坂浩二が絶品イベリコ豚に出会った」TBS

セビリヤから車で1時間ほどのカレラ・デ・レオン村。養豚業マヌエルさんのおうちへ石坂浩二さんがホームステイしました。

豚の世話はもちろん、解体から腸詰めづくりまで立ち会い、イベリコ豚で作った日本の料理を披露します。奥様が煮込み料理カルデレータを作ったのに対し、石坂さんは豚汁。これは旨味が足らないと不評でした。

次に味噌炒め煮込みゆずジャム添えを作ったのですが、これも不評。白豚の調理法で作ってもダメと奥様の厳しい感想でした。3度目に作ったのが、あさりのみそ汁とメンチカツのようなかき揚げ。これには奥様も集まった子供たちにも、大好評でした。

ああ、よかった、どうなることかと思いましたよ。スタジオでも試食していましたが、炭火焼きが一番美味しそうでしたね。1頭から2切れしかとれないという、あばらの脂の中に隠れているセクレート身。ああ、食べてみたい!

2006年1月1日(日)16:00~17:55「松本幸四郎ファミリー ドン・キホーテ紀行~見果てぬ夢を追い求めて~」テレビ東京

ドン・キホーテゆかりの地をめぐる旅。マドリッドでは、1725年開業のレストラン「ボティン」で子豚の丸焼きを食べ、プエルト・ラピセの旅籠「ペンタ・デル・キホーテ」では、スペインに入って6度目というガスパチョをすすります。幸四郎さんはガスパチョがいたく気に入ったご様子。メンブリージャのメロン農家のお宅では、自家製ガスパチョをごちそうになりました。

その後、エル・トボソの「カサ・デ・ラトーレ」に宿泊し、ドン・キホーテのカマチョの婚礼に登場した「地鶏の白ワイン煮込み」を味わいます。最後は、バルセロナの「ロス・カラコレス」で名物料理かたつむりの煮込み、オマール海老のパエリャに舌鼓。さすがにどれも伝統的なお料理ばかりでした。作品に思いを馳せながらいただくお料理は、格別だったことでしょう。

小説や映画などに出てくるお料理を食べることは、作品をより深く理解することにもつながりますね。「ラ・マンチャの男」を観て、「ドン・キホーテ」を読んで、スペインに行こう!なんちゃって。

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