特選おこし「古代」

特選おこし「古代」です。
わりとご近所さんだったのに、知らなかったんですよね。教えていただいて、本店じゃなくて工場店というのに出かけてみると、事務所の受付みたいなカウンターで販売されておりました。
でも、知る人ぞ知る銘菓のようで、人通りは少ないのにわたしが購入する前も後もお客さんは次々とやってきてましたよ。ご紹介しますね。
スポンサーリンク
特選おこし「古代」

こちらは和紙化粧箱8枚入り税込951円。お試しで2枚入り税込227円というのもあります。
「古代」の筆文字がたおやかでいいですよね。

味は、黒砂糖と白砂糖の2種類。幅6cmぐらいで、切れ目にそって4つに割れるようになっています。

おこしの源流は、西暦900年。約一千百年前の源氏物語の時代だそうです。
文献「倭名抄」源順(承平二年)には、「於古之古女(オコシコメ)」として、平安の貴人に広く賞味されていたことが記されているとか。千百年前から脈々と受け継がれている味なんですねえ。

お米とピーナッツを砂糖蜜で固めてあって、甘みの中からお米やピーナツ本来の旨みがじんわり染み出ます。素朴な味というか、無駄なものはなくて素材が生きてる感じですね。どちらも美味しいですが、黒砂糖のほうが好きかな。
雷おこしというと、駄菓子的なイメージがありますが「古代」に関しては言えば、味も包装も進物用の貫禄十分です。
販売は本店と工場店のみ。大心堂雷おこしサイトのオンラインショップでも購入できます。
そうそう、大心堂雷おこしには、洋風の「於古詩(おこし)フレール」もあるんですよ。今度はそっちも食べてみないとね。
![]()