セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

プラスマイナスゼロ オーブントースター 購入レポート

2019年11月24日 更新 

オーブントースターは1万円以下で十分だろうと思いつつ、デザインが気に入って、2010年に2万円近くする(当時正確には19,950円)プラスマイナスゼロの製品を購入しました。

その後、シンプルなデザインの無印の縦型トースターが登場し、プラスマイナスゼロのトースターも値下がりし、うう、早まったか…。

いえいえ、そのときは一番だったのだし、今も現役で美しく働いてくれてるので満足ですよ。(ちょっとだけ負け惜しみ)購入から現在までをご紹介しますね。

なお、お気に入りのプラスマイナスゼロのオーブントースターでしたが、2019年販売終了のようです。以下、ご参考までにどうぞ。

■■■目次■■■

【購入時】プラスマイナスゼロの縦型オーブントースターを買う

【比較】無印良品の縦型オーブントースターもいいね

【購入後】±0のオーブントースター、使用して1年後、5年後

【MEMO】プロダクトデザイナー深澤直人氏

■■■■■■■■

スポンサーリンク

プラスマイナスゼロの縦型オーブントースターを買う。

今までは横型オーブントースター(約4,000円相当)を使っていました。パンを焼くだけなら問題なかったのですが、少しずつガラス扉や側面に掃除をしても取れない焼き汚れがつき、目にするだけで憂鬱な気分に…。そこで、少々高くても使っていて気分のいいものにしようと買い換えることにしました。

プラスマイナスゼロのスマートさに惚れる。

システムキッチンの調理台の上に置くので、できるだけ場所をとらないものがいい。そうなると省スペースの縦型です。

▲ amadanaトースター

かつてamadana(アマダナ)でオーブントースターを見ていいなと思ったのですが、このときはもう品切れでした。他の縦型の中で、amadanaと同等あるいはそれ以上となると、もうプラスマイナスゼロしかありません。

価格は約2万円と高めですが、四角いシンプルなフォルム、全面ガラスの扉とスマートなデザインにすっかり惚れてしました。

プラスマイナスゼロのオーブントースターは、±0オフィシャルオンラインストアのほか、Amazonやyahoo!ショッピング、楽天市場などのネットストアで販売しています。どこで購入しても価格に大差はなかったので、すでに登録しているなじみのAmazonに注文しました。

トースター到着。梱包の箱まで美しい。

梱包の箱もセンスがよく、取り出す前からうきうきです。外装のマット塗装も、扉のガラスもステンレスの内装も美しく、無駄なものがありません。

ガラス面が美しい。タイマーが静か。ほぼ満足。

汚れがつきにくく、操作がシンプルで気に入りました。そして何よりタイマーが静か。焼き加減は普通でも、存在自体が美しく満足しています。

以下、詳細です。

網は取り外しができます。ヒーターは石英管で、上に1本、中央に2本、下に1本です。

トレー付きなので、アルミ箔などを敷いて料理もできます。

パンくずトレーは底に付いている薄い板。スライドさせて取り除きます。

取っ手を手前にひいて開けます。

意外と手前に場所をとります。が、そのぶんトーストなどが取り出しやすくなっています。

操作は一番下に並んだ5個のボタンで行います。「POWER」で電源の入・切。「−」でタイマーの時間を短く、「+」で長く設定。「PUSH」で上段だけか、上下段共にするかを切り替える。「START/STOP」でタイマーをスタートさせたり中断させたり。

見やすいタイマー表示。電子タイマーなので、ジジジというタイマー音がしません。10秒刻みで30分まで設定できます。

加熱具合を食パンで試してみました。置き方にもよりますが、上の段は焼けムラが・・・?しかし、食べる段階ではそんなに気になりません。温度の上がりすぎを調整するサーモスタットがついています。

料理にももちろん使えます。

上と下とで別々に調理ができて便利です。

使っているときも、そうじゃないときも、ただそこにあるだけで気分がよくなるオーブントースター。存在を引き立てるために、調理台の上もきれいにするようになりました。

以前はお客様にあまり見せたくない調理台でしたが今では逆に見て見てと自慢したいぐらいです。

(2010年7月)

■■■↑目次に戻る↑■■■

無印良品の縦型オーブントースターもいいね。

2014年になって無印良品から縦型のオーブントースターが出ました。プロダクトデザインはプラスマイナスゼロと同じデザイナー深澤直人氏。美しくシンプルで、6千円台と手頃な値段です。

▲ オーブントースター・縦型/MJ‐OTL10A

こちらも上下2段グリル。扉が黒いので、中は見えにくいかもしれませんね。4段階の火力切換が可能で、同時にトースト2枚分の調理が出来ます。1枚焼きと2枚焼きの切換をダイヤルで選択できます。機能的には、ほとんどプラスマイナスゼロと同じです。

タイマーがジジジというダイヤル式だったりしますが、価格を思えば妥当なところ。もし2010年当時、このトースターがあったら、こちらにしていたかもしれません。

ま、運命ですね。

■■■↑目次に戻る↑■■■

±0のオーブントースター、使用して1年後、5年後。

なんと使用1年でボタンの文字が薄れてきた…

ほぼ毎日使用して1年が経ちました。外装も内装もほとんど汚れなし。以前は、少しずつ焼き焦げがついて、汚れも落ちにくかったのですが、これは拭けばきれいに落ちるし、外装も美しいままです。ピカピカに維持できるので、掃除もやり甲斐があります。

ただ1点、ボタンの文字が毎日押していたせいで薄くなってきました。下部なので目立たず、何のボタンかわかるので不便ではないけれど、それがちょっと残念かな。

(2011年7月)

だけど、5年近く使っても壊れず、美しさに変わりなし。

こちらが、購入から5年後の姿です。2015年6月撮影。

ボタンの文字が1年で薄くなって、その後どうなるのかと思ったら、案外そのまま残ってくれました。しかし左側の「POWER」「−」は完全に消え「+」はうっすらと残っている程度です。

毎日使っているので、目をつぶっていても操作できるのでいいですが…。

掃除はわりとこまめにやってきました。たとえば、パンくずはふきんでさっと拭き取ったり、隙間は串で掃き出したり。汚れがこびりつかず掃除しやすいので助かりました。

内側もバターなどがこぼれた際は、すぐに拭き取ったせいかほとんど汚れず、ピカピカのままです。

外側は、熱のせいで若干黄ばんできたような気がしますが、目立った汚れはなく、美しさを保っています。マット塗装仕上げや扉のガラスがいいのかもしれません。

1年たってボタンの文字が薄くなったときや、無印良品の縦型オーブントースターが出たときは、ありゃりゃ〜と少々後悔の念を抱いたりもしましたが、長い目で見れば大正解。今では、買って良かったと思います。第一、使用時の気分がいい。

今だと、価格が下がってお求めやすくなっているので、ああ、この値段だったら、大満足だったろうに…って。

■■■↑目次に戻る↑■■■

スポンサーリンク

プラスマイナスゼロのオーブントースター

深澤直人氏がデザインディレクターを務める±0(プラスマイナスゼロ)。このオーブントースターも深澤氏のオリジナルコレクションのひとつで、2003年発表当時のデザインそのままです。今回は、タイマーが15分から30分になっていたり、重さが4.3kgから3.8kgと0.5kg軽くなっていたりと若干改良されています。お値段もちょっと高めになりましたが…。2010年のグッドデザイン賞を受賞。

プロダクトデザイナー 深澤直人氏

プロダクトデザイナー。1956年山梨県生まれ。多摩美術大学プロダクトデザイン科を卒業後、セイコーエプソンを経て、米国デザインコンサルティング会社「IDEO」に所属。2003年にNAOTO FUKASAWA DESIGN 設立。2002年度毎日デザイン賞ほか、国内外で数多くのデザイン賞を受賞している。21_21 Design Sightディレクター。良品計画デザインアドバイザリーボード。2010年~2014年グッドデザイン賞審査委員長。多摩美術大学統合デザイン学科教授。2012年7月より日本民藝館五代目館長。

■■■↑TOPに戻る↑■■■

スポンサーリンク

スポンサーリンク