タルタ・デ・サンティアゴ
サンティアゴ・デ・コンポステーラ伝統のアーモンドケーキ

ガリシアの伝統菓子タルタ・デ・サンティアゴ(Tarta de Santiago)。アーモンドと卵と砂糖だけで作られるケーキです。サンティアゴ(聖ヤコブ)の遺骸がまつられている巡礼路の最終地点サンティアゴ・デ・コンポステーラの修道院で作られたのが始まりで、今ではスペインを代表するお菓子になっています。パウダーシュガーで十字架をシルエットにすると、ぐっとそれらしくなります。
材料
【2人分】直径14cm型
- アーモンドプードル……60g
- 薄力粉……大さじ1
- 卵黄……2個
- 卵白……1個
- レモンの皮(すりおろし)……1/4個分
- グラニュー糖……大さじ2~3
- 牛乳……大さじ2
- 粉砂糖……大さじ1
作り方

- 薄力粉とアーモンドプードルは合わせてふるいにかけておく。
- ボウルで卵白を泡立てる。途中でグラニュー糖の半量を加える。
- 別のボウルに卵黄を入れ、残りのグラニュー糖を加えて、白っぽくなるまでよく混ぜ、レモンの皮と牛乳を入れる。
- 卵黄ボウルに薄力粉とアーモンドプードルを加えてさっと混ぜ合わせ、泡立てた卵白と合わせる。
- ケーキ型に入れて、180度のオーブンで15~20分くらい焼く。
- 型から出して、完全に冷ましてから粉砂糖をふりかける。
ポイント&ヒント
材料について
牛乳の代わりに白ワインでもよく、なければ水でもかまいません。グラニュー糖の量は、ジャムなどの甘みを添える場合は大さじ2、単独なら大さじ3。お好みで加減でしてください。
アーモンドプードルは、スペイン産マルコナ種がおすすめ。価格は高めなのですが、味の濃さが違います。
焼き型について
アルミ型の場合は、型の内側にうすくオイルを塗っておき、底には紙をまるく切って敷いておくと、型から取り出しやすくなります。さらに、取り出すとき、竹串で型の側面とケーキの周囲を切り離しておくとすっと抜けます。
焼き時間について
オーブンは、あらかじめ180度にしておきます。焼き上がりがはやいので、15分ぐらいから様子をみて、ほどよく色づいたところで、オーブンから取り出します。
十字の型
十字架は紙を切り抜き、ケーキの表面にのせて粉砂糖で抜きます。この応用で、紙の切り方を工夫するといろいろな模様になりますね。

型を抜かないで、粉砂糖をふりかけるだけでもシンプルできれいです。

マーマレードや生クリーム、アイスクリームなどを添えても。
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