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初めて「よねむらオリジナルクッキー」を食べたのは2013年5月。実家への手土産として購入し、ちゃっかり自分もいただきました。念願のクッキーということで、わくわくしながらのクッキーレポートです。
ちなみに現在は、化粧缶のイラストが新しくなっていて、写真は旧デザインのものです。
クッキー缶の大きさは約20cm×13.5cm、高さ5cm。
缶全体に、京都のお店が描かれています。食事の記念になるようにとの心遣いでしょうか。ふたの部分は、屋根とレストランよねむらのブランドマーク。
側面には、レストランの入り口。米村シェフらしき人物が立っています。「いらっしゃいませ~」。
お客様が楽しく飲食している様子。
それを後ろから見たところ。
これはお庭かな? さあ蓋を開けますよ。
じゃ~ん。商品のしおりとイラスト入りの仕切り紙。ここにもかわいいイラストが描かれています。
この絵は、イラストレーターつづみさおりさんによるもので、どことなく谷内六郎さんのタッチを彷彿させるような愛らしく温かな雰囲気にあふれてますね。
カウンター席やロビー、階段などがデザインされていて、おそらく実際にレストランで食事をされた方には、「ああ、あそこだわ」ってわかるんじゃないでしょうか。
薄紙を開くと、整然と詰められたクッキーが現れました。美しい! クッキーの並びとイラストデザインのイメージがすうっと重なります。
【追記】2020年12月
新しい化粧缶でもイラストレーターつづみさおりさんの描く、温かく愛らしい「米村」の世界が再現されています。
側面には料理店「新門前米村」のエントランスと、2020年9月に開店した物販店「ヨネムラザストア祇園」の店構え。そして二つの店舗をつなぐように、舞妓さんが歩く祇園の風情が描かれています。
しおりには、クッキーの説明と共に「常に独自の視点を持って料理を組み立てる米村らしく、クッキーにも食べる人を驚かせるさまざまな趣向を凝らしました。」と。
そんな米村シェフの感性により生まれた12種類のクッキーは、すべてお店で焼き上げられているんですね。いただく前から、わくわくします。
まずは、この中でぱっと目をひく濃い緑が鮮やかな「お抹茶」からいただきましょう。
「お抹茶」、ううう、うまーい!
というかね、お茶の味が生きていて、苦みまでもしっかりと再現された大人味です。濃茶をいただいたときのような苦みからくるすっきりとした後味。
丸久小山園のお抹茶「若竹」が使われているそうですが、この深みのある緑色を出すのも難しいんじゃないでしょうか。素晴らしい。
「黒糖きなこ」は、こっくりとした黒糖の甘みがほどよく、きなこの香ばしさが後追いします。
「ぶぶあられ」は、クッキー生地の中に、京都・鳴海屋のぶぶあられが練り込まれたもの。クランチのようなサクサクとした食感が新しいですね。ぶぶあられを入れちゃうところが斬新です。あっぱれ。
「黒ごま」にも、たっぷり黒ごまが練り込まれています。噛むたびに、黒ごまがはじけて香ばしさが広がります。
「ヘーゼルナッツチョコ」は、濃厚なチョコレートとヘーゼルナッツのクラッシュがいい感じ。カカオのほろ苦さもしっかり残っていて、ダークな味わいがくせになりそうです。
どのクッキーも甘さ控えめですが、この「チーズ胡椒」はさらに控えめ。パルメザンチーズがたっぷり入っていて、まるっきりのチーズ味です。厚さ3ミリ程度の四角い薄焼きせんべいのような形状で、パリパリ。噛むと黒胡椒のぴりっとした辛みと相まって、ワインのおつまみに良さそうなテイストでした。
京都・清水の七味家本舗の七味入りの「七味」、柚子果汁がたっぷり入った「柚子」、生姜味の「ジンジャー」は、どれもそれぞれの風味がしっかり感じられます。
「マカダミアナッツ」は、マカダミアナッツがまるごとごろんと入っています。「メレンゲ」は小指の先ほどのかわいいサイズ。
「ココナッツ」もひとくちサイズで、その量と味のバランスが絶妙です。つい、つまんでしまう手軽さに、手が止まりません。いかん、いかん。
というわけで、どれも極限まで甘さが抑えられ、フレーバーが際立つ和風クッキーに仕上げられていました。
パスティリーとは違うレストランのシェフだからこその、味の引き出し方とでも言うのでしょうか、どれもブイヨン系の繊細で深みのある旨みが感じられるんです。
お子様よりもむしろ、大人の方にウケそうな味わいでした。
12種類をいただいて、それぞれの個性のある味わいに納得。評判になるのも無理はないですね。これなら、自信をもって差し上げられるし、こんなのが届いた日には、もう小躍りして一日中缶と戯れていそうです。
このオリジナルクッキーは、新門前 米村(京都)の店頭とオンラインショップ、東京と祇園の直営店「ヨネムラザストア」、一部のデパートで販売されています。
ほかに、名品揃いのお取り寄せグルメサイト「婦人画報のお取り寄せ」からも購入できます。「京都祇園クッキー詰め合わせ」となっています。
新門前 米村には、このオリジナルクッキーのほかに、季節限定の冬トリュフクッキー、サマートリュフクッキーもあります。いつか、こちらも味わってみたいものです。
2016年6月に、日本橋のコレド室町2の直営店「ヨネムラ ザ ストア」で買ったクッキーです。1箱900円。
(ちなみに2022年4月現在、1箱950円です)
特に包装紙はなくて、シールで留めてあるだけです。箱をあけると、蓋の裏にも「Yonemura The Store」のロゴマーク。
1箱7種類14枚入。1〜2人様用といった感じ。
しおりが可愛いですね。缶と同じく、お店の様子がイラストになっています。
クッキーの種類の説明がずらり。今回の詰め合わせは7種類だけですが…。
缶入りとダブるクッキーもありますが、それぞれ見ていきましょう。
▲お抹茶……抹茶の香りと渋みが表現されたクッキー。初めて食べたときの感動そのままに、甘さ控えめすっきりとした余韻を残す大人のクッキーです。
▲煎茶……煎茶の香りと渋みが表現されています。お抹茶とは違った爽やかなお茶の香りのクッキー。
▲ 七味……食べた瞬間は感じないのですが、後からぴりっと辛い七味が追いかけてきます。
▲ たくあん……たくあんが入っているようなのですが、その風味がどんな感じだったかよくわからず。うう、自分の鈍感な味覚を呪います。美味しかったんだけど。
▲黒ごま……ごまの断面までくっきり。噛むたびに黒ごまの香ばしい風味が広がります。
▲ ヘーゼルナッツチョコ……濃厚なチョコレートクッキーにヘーゼルナッツがぎっしり。
▲ メレンゲ……ちっちゃい。サクサクっとした食感で、あっという間に口の中でとろけます。
「ヨネムラザストア」のクッキーは、自宅用というよりギフト用ですね。ちょっとした手土産によさそうです。
米村は、京都・祇園にお店があり、ミシュランの星も獲得している京フレンチレストラン。メニューは和の要素を盛り込んだお箸でいただける創作フレンチで、おまかせコースのみです。
以前は、銀座店(2004年〜)がありましたが、2018年4月、銀座店で腕をふるっていた山内氏にお店を譲渡して「レストラン YAMAUCHI 銀座」となっています。
また、レストランよねむら(現 新門前米村)として作ったオリジナルクッキーは、当初レストランと一部デパート(西武・そごう)ぐらいでしか販売されていませんでしたが、2014年春、日本橋コレド室町2にクッキー専門店「ヨネムラザストア」ができ、10枚から気軽に購入できるようになりました。2020年9月には祇園に2号店がオープンしました。
ちなみに、オーナーシェフの米村昌泰さんのプロフィールは…
1963年京都生まれ。京都の老舗フランス料理店に10年勤務した後独立。1994年に京都・木屋町にレストランよねむらをオープンさせ、2001年に祇園に移転。2004年には銀座へも出店。フランス料理とも日本料理とも称される独創的な料理の数々が注目を集め、「ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉」「ミシュランガイド京都・大阪・神戸」ともに選出された。
2019年、25年を機に「レストランよねむら」を閉店、これまでの「料理人人生の集大成」として、新門前に「米村」を新規オープン。おいしさへの新たな挑戦がスタートした。
とのことです。いつかレストランにも…。
ちなみに2021年10月、「ミシュランガイド京都・大阪+和歌山2022」にて二つ星獲得。
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