ヨーガンレールの「野菜でつくる一皿料理」から

ヨーガンレールの社員食堂風ワンプレートにしてみました。
手前から、
- 新たまねぎとフライドポテトのサラダ
- トマトとクレソン
- ネギ入り卵焼き
- キャベツのサブジ
- 車麩のフライ
かつて「ヨーガンレールの社員食堂」を参考に、ごぼうグラタンを作って大好評だったので(自分のなかでね)、今回はそのレシピ版にあたる「野菜でつくる一皿料理」を参考に、新たなメニューを加えて作ってみました。
いや~、なかなかいいね。(自画自賛)
ってことで、「ヨーガンレールの社員食堂 野菜でつくる一皿料理」とその中から車麩料理、キャベツのサブジ(蒸し煮)をご紹介しますね。
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「野菜でつくる一皿料理」にはヒントがいっぱい
1年間のメニューを羅列した「ヨーガンレールの社員食堂」には、簡単な作り方はあったけど、分量などの具体的なレシピはなし。それをレシピ中心にビジュアル的に解説したものが本書です。
「和える料理が入った一皿」とか、「炒める料理が入った一皿」とか、調理別に基本的な作り方1品と一緒に盛り合わせた料理のレシピという構成になっていて、基本的な作り方をマスターすれば、食材を変えて応用がきくようになっています。
たとえば、かき揚げならば、2つの食材の組み合わせが、新しい美味しさの発見につながるみたいで、しょうがとモロヘイヤとか、クレソンととうもろこしなど、意外とも思える2つの食材を出合わせているのです。自分でもいろいろ試してみたくなりますよね。
こんな調子で、和え物や蒸し物や煮物が出てくるんです。あとは沖縄食材や、乾物をつかった料理などもあってマクロビや野菜料理の研究にはうってつけ。
自然食品や有機野菜を使い、いいものをきちんと食べようというヨーガンレールの思想が貫かれていて、眺めているだけで背中がしゃんとしてきます。
精製食品やお手軽調味料に頼りすぎてるな~と反省しながらも、食材と調理法の組み合わせの妙にぐんぐん引き込まれて、気がついてみれば、何品も作っていました。
車麩料理に挑戦
「野菜でつくる一皿料理」で興味をひかれた食材は「車麩」です。お麩というと、お吸い物とかすき焼きに入れるくらいの認識しかなかったのですが、車麩はメインをはれる役者だったんですねえ。照り焼きにしてて、びっくりしました。

この艶とボリューム、ステーキみたいでしょ。車麩を買ってきて、さっそく作ってみましたよ。
車麩の照り焼き レシピ
【材料】4人分
<粉類>
- 車麩……4枚
- だし……1カップ
- 酒……大さじ1
- みりん……大さじ1/2
- しょうゆ……小さじ1
<たれ>
- しょうゆ……大さじ1
- みりん……大さじ1
【作り方】
- 車麩を水につけて戻し、両手ではさんで水気をきる。
- フライパンに調味料とだしを入れ、車麩を煮る。
- 煮汁がなくなったら、取り出してザルにあげておく。
- ごま油をひいたフライパンで両面を焼き、たれをまわしかける。

しかーし、だしが適当だったために微妙な味付けになってしまい、ぼけた味になってしまいました。だし、難しいですね。
お麩は煮汁を吸った味になるので、煮汁に自信がない場合は、できあいのだしつゆやたれを使うといいかもしれません。(舌の根も乾かぬうちに、お手軽調味料に走るわたくしです)
で、これではいかんとパン粉をつけて揚げてみることにしました。フライにしてもおいしいと書いてあったからです。

おお、揚げたてはうまい! 微妙な味もフライにして救われました。一皿料理のメンバーに昇格です。
キャベツの蒸し煮(サブジ)にはまる
「野菜でつくる一皿料理」は、どれも作り方がシンプルです。1つの料理に手をかけない。その代わり何品も作ります。キャベツの蒸し煮も、箸休め的にちょっとあると嬉しい1品。
ちょうど春キャベツが1玉あったので、ローズマリー風味の蒸し煮とカレー味のサブジを作ってみました。2つとも作り方はほぼ同じ。というか、サブジ=蒸し煮ですよね。

キャベツの蒸し煮 レシピ
【材料】
- キャベツ……1/2個
- 玉ねぎ……1/4個
- オリーブオイル……大さじ1
- ローズマリー……1枝
- にんにく……1片
- 塩……小さじ1/4
- 白ワイン……大さじ1
【作り方】
- オリーブオイルでローズマリーとにんにくを炒め、みじん切りのたまねぎを炒める。
- キャベツを入れて炒め、蓋をしてごく弱火でじっくり蒸し煮にする。

キャベツのサブジ レシピ
【材料】
- キャベツ……1/2個
- 玉ねぎ……1/4個
- にんにく……1片
- オリーブオイル……大さじ1
- クミンシード……小さじ1
- カレー粉……小さじ1
- 顆粒コンソメ……小さじ1
- 醤油……少々
- ヨーグルト……200g
【作り方】
- オリーブオイルでクミンシードとにんにくを炒め、みじん切りのたまねぎを炒める。
- キャベツを入れて炒め、コンソメ顆粒とカレー粉で味をつけ、ヨーグルトを入れて弱火で10分蒸し煮にする。最後に醤油で味をととのえる。

蒸し煮に、にんにく、白ワインを投入したのは私の勝手なアレンジです。また、サブジのほうは、キャベツは4cmの角切りでしたが、千切りで作ってしまったし、本来はコンソメは入れずに塩のみで味をつけるところ、コクが欲しかったのでコンソメ顆粒にして、お醤油で味をととのえてみました。
どちらもキャベツがくたくたになって、おいし~い。いくらでも食べられちゃう。
なんといっても簡単で、調味料や食材でいろんなバリエーションが楽しめるのがいいですよね。今度は胡麻ラー油で中華風にしてみようか、それとも食材を変えて白菜で作ってみようか・・・。
「ヨーガンレールの社員食堂 野菜でつくる一皿料理」には、次々とシリーズで作りたくなってしまう魔法が隠されているようです。
【関連レシピ】
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