セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

昔ながらの恵方巻き(巻き寿司)

2016年11月9日 更新 2011年1月公開

恵方巻き

節分に恵方に向かって巻き寿司をまるかじり、っていうのは、近年広まった習わしですよねえ。子どもの頃は、地域にもよるのかもしれないけれど、そんなことしてなかったもの。豆食べてただけ。

先日、いきつけのスーパーに買い物にいったら、この時期だからでしょうか、懐かしい桜でんぶをみつけました。いつも置いてあるわけじゃないので、恵方巻き手作り派をねらっての仕入れなのかな?と、勝手に推測。

ふふ、それじゃ、買って差し上げましょう。(えらそ~)

桜でんぶ

桜でんぶって、ピンク色がきれいで甘じょっぱいんですよね。これ自体はあまり好きではないのですが、巻き寿司に入れると効果絶大。彩りがよくなるし、甘辛さが他の具同士をうまく結びつけて、おいしい巻き寿司になる・・・ような気がするのです。

ま、わたしにとっては母がよく作っていた巻き寿司を思い出す懐かしのアイテムだったわけで、この桜でんぶを入れて、昔の味を再現したくなったのです。

用意した具は、しいたけ、紅ショウガ、桜でんぶ、卵焼き、かんぴょう、きゅうり、えび(穴子)の7品です。(ほんとはえびじゃなくて、焼き穴子なんですが、なかったので)

巻き寿司の材料

派手さはないけれど、これが組み合わさるとうまうまなんです。

巻き寿司を巻く

具をのせたら、一気にくるっと巻き込みます。

巻きすでまく

よしよし。って、ちょっと桜でんぶが少なすぎたかな? 思ったほど断面にピンク色が出ませんでした。ま、まるかじりじゃあ、そういうのは気にならないか。

これは普通に8等分していただきましたが、目立たなかったものの桜でんぶのおかげで、ちゃんと、かつて食べてたうちの巻き寿司の味になっていました。しみじみ、じんわりおいしかったよぉ。

当日は吉方位に向いて、黙って1本まるかじり・・・は、たぶんしない。せいぜい半分ですかねえ。まるかじりしてもしなくても、いっぱい福が来ますように♪

巻き寿司の断面

 

昔ながらの恵方巻き(巻き寿司) レシピ

【材料】3本分

  • 米……2合
  • だし昆布……4cm角ぐらい
  • 海苔……3枚

<合わせ酢>

  • 米酢……大さじ3
  • 砂糖……大さじ2
  • 塩……小さじ1

<具>

  • しいたけ……3枚
  • かんぴょう……3本(20g)
  • 卵……3個
  • きゅうり……1本
  • 桜でんぶ……大さじ3
  • えび(ブラックタイガー)……6尾
  • 紅しょうが……少々

【作り方】

  1. すし飯を炊いているときに、具の用意をする。
  2. 巻きすの上に軽くあぶった海苔を置き、手前1cm、向こう側2cmあけてすし飯を均一にひろげ、手前から1/3の位置に具をのせる。
  3. 海苔の向こう側2cmの部分を水で濡らし、具を指でおさえながら巻きすをぐっと押して一気に巻き込み、全体をぎゅっと握って整える。

<すし飯>

  1. 通常よりもやや少なめの水にして、だし昆布を入れてご飯を炊く。
  2. だし昆布を取り出し、合わせ酢をまわしかけて、うちわであおぎながら手早く、ごはんを切るように混ぜる。

<具>しいたけとかんぴょうの含め煮

  1. 干ししいたけは水でもどして細切り。かんぴょうは水に浸してもみ洗いした後、10分ほどゆでておく。
  2. 鍋に(1)としいたけの戻し汁(1/2カップ)とかんぴょうのゆで汁(1/2カップ)を入れて一煮立ちさせ、しょうゆ(大さじ2)、さとう(大さじ2)、酒(大さじ2)で調味し煮詰める。

<具>えび

えびは殻をむいて、しいたけとかんぴょうを煮ている鍋に入れてさっと火をとおし、引き上げてみじん切りにする。

<具>卵焼き

卵を割りほぐし、砂糖(大さじ1)、塩(小さじ1/2)、旨み調味料少々で調味し、厚焼き卵をつくって、1cm角ぐらいに細長く切る。

<具>きゅうり

きゅうりは、縦に4~6等分に切って軽く塩をしておく。

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