もち米のココナッツミルク煮
先日、おもしろいお菓子を教えてもらいました。もち米のココナッツミルク煮です。
フィリピンのお菓子で、タガログ語でビクとかビコ言うらしいですが、又聞きなのではっきりとしたことはわかりません、ごめんなさい。
これが、素朴な味ながら後を引くおいしさでねー。
餅米をココナッツミルクで甘く煮る、と聞いただけで、どうなのよと思ったのですが、スペインにもお米を牛乳で甘く煮たお菓子「アロスコンレチェ」があるので同じようなものですね。
用意するのは、ココナッツミルク、餅米、三温糖の3品のみ。味にアクセントをつける意味で、柚子かレモンがあればなお良し、といったところです。
おかあさんが子供達のために作るおやつの感覚なので、分量や作り方は「適当」です。
教えてくれた人も「こんな感じ~」って、超適当。
う~ん、それじゃ困る~。かたわらで計量しながら作りましたが、できあがってみれば、まあ、適当でいいのかと。(汗)
まず、大きめのテフロン加工のフライパンに、ココナッツミルク1缶をどどっと開けて、三温糖(または黒砂糖やきび砂糖などのブラウンシュガー)を150~200g入れて煮溶かします。ゆっくりとかき混ぜながら、ゆるゆると5分くらいかな。
完全に煮溶けた段階で、あらかじめ炊いておいた餅米3合分を入れます。ぶくぶくぐつぐつとお粥の形相。
10分程かき混ぜていくうちに、お米がココナッツミルクを吸って水分がなくなってきます。と同時に、ココナッツミルクの油脂分でお米に艶が出てきます。
ちょっと味見~♪ うほほ、見た目がアレな割にほんのり甘くておいしい。本場もんはかなり甘かったらしいですが、三温糖150gでいいかな。
冷めるともう少し甘さ控えめになり、保存性は低くなるだろうけど、ま、OK。大丈夫。
餅米がチリチリと音をたてはじめても、しばらく焦げ付かないようかき混ぜ続けて、全体にもっちりとまとまったら完成です。
器に盛って、柚子の皮の千切りをのせます。柚子がなければ、レモンでもドライフルーツでもお好みのもので。
バナナの葉なんかがあると雰囲気でますね。ということで、バナナの葉は無いので葉蘭を敷いて盛ってみました。柚子の皮をまぜこんで一口大にまるめてもいい感じ。
一口食べると止まらない~。食べ過ぎ注意!
大量にできるので、大勢の方が集まるときのスイーツとして最適です。簡単にできるので、わいわい言いながら作るのも楽しいですよ。だまされたと思って挑戦してみてくださいね。
もち米のココナッツミルク煮 レシピ
【材料】
- もち米……3合
- 三温糖……150〜200g(お好みで)
- ココナッツミルク……1缶(400ml)
- 柚子の皮……1/2個分
【作り方】
- 餅米は炊飯器で普通に炊いておく。
- フライパンにココナッツミルクと三温糖を入れ煮溶かす。
- 炊いた餅米を入れ、水分がなくなるまで混ぜ合わせ、最後に千切りにした柚子の皮をのせる。
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