セニョーラ・あ〜の気ままな食卓

東京・白金台の松岡美術館で古伊万里を…

2016年9月9日 更新 2011年11月18日公開

松岡美術館のちらし

東京・白金台の松岡美術館は一言で言うなら、アートの幕の内弁当といったところ。古代オリエント美術から、現代彫刻、古代東洋彫刻、陶磁器、日本画・西洋画までが、コンパクトに美しく納まっています。

場所は、プラチナ通りから少し入ったところにあり、お隣は庭園美術館のある自然教育園です。

近くに庭園美術館がありますが、目黒・白金台あたりで、ちょっとアートに触れたいと思ったら、ここ松岡美術館もいいですよ。

以下、2011年11月のレポートです。ご参考までに…。

松岡美術館に行ってきた

松岡美術館外観

東京・白金台にある松岡美術館の存在は知っていたものの、入ったのは初めてです。いやあ、

創立者は実業家松岡清次郎氏で、もとは新橋の自社ビル内にあったものを、2000年に私邸跡地の白金台に建設、再開させたんですね。

だから、まだこの素晴らしさは世間に知れ渡っていないのかも。(わたしも知らなんだ…)個人美術館のコレクションで、ここまでの幅広さはちょっと珍しいです。

松岡美術館パンフ

今は、企画展「日本の和美(わび)・彩美(さび)」として、古伊万里や柿右衛門、源平合戦を描いた屏風などが展示されています。(2011年10月15日~12月20日)これがね、よかった!

関連イベントの「朗読の夕べ」につれられて行ったのだけど、「日本にはこんなに素晴らしい芸術作品の数々があるのだよ」と言われているような展示で、ほらこれも、こんなものも…と、日本の美を再認識するのに、ちょうどいいボリューム。

常設展とあわせると、バラエティに富んでいて飽きないし、館内もすっきりと整っていて心地よく、ぼおっとお庭を眺めるだけでも、価値ある美術館だと思いましたねえ。春には桜が見事なのだとか。

松岡美術館内

フラッシュとシャッター音を消せば、写真撮影OKというのも嬉しいし、解説ボードが控え目なのも好感を持ちました。(携帯のQRコードで作品の解説が読め、印刷物も別にある)

ジャコメッティのネコの給仕頭

1階エントランスでは、ブールデルの巨大彫刻「ペネローブ」とともに、小さなガラスケースに入ったジャコメッティの「猫の給仕頭」が出迎えてくれますよ。あぁん、可愛い! また会いにいかなくちゃ。

■美術館サイト

松岡美術館

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